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Nerve protection
歯の神経の保存
安曇野市の歯医者、「スマイル歯科クリニック」では、患者さんの生まれ持った歯を大切に考えています。そのため、安易に歯を抜いたり、神経を抜いたりする治療は行っておりません。重度の虫歯でもできるだけ神経を残す治療を目指しています。
歯の神経を抜いてしまうと、次のようなリスクが生じます。
- 歯がもろくなり、欠けたり割れたりするリスクが高まる
- 歯の色が黒く変色することがある
- 痛みを感じなくなり、虫歯や歯周病になっても気づきにくい
ただし、神経を無理に残すことで極端にしみたり、痛みが生じることもあり、神経を抜くほうがよいケースもあります。
当院では患者さんの口腔内の状態をしっかり把握し、トータルに判断して、最適な治療法をご提案いたします。
術後つらい症状が出た場合は神経を除去し、歯を残すために根管治療をしっかり行った上で土台や被せ物をご提案いたします。詳しくは担当医へご相談ください。
治療方法
神経保護は、以下のような方法で行います。
段階的切削法
虫歯を完全に除去すると神経が露出してしまうような場合に、神経ギリギリ一層分の虫歯を残しておき、薬を注入し、時間が経つと(3~6カ月)壁が厚くなり、完全にむし歯を除去しても神経が露出しなくなります。結果神経を取らなくて済む可能性があります。神経が残せる可能性がある時はすぐに取ってしまうのではなくこういった方法を提案いたします。
術前
術後4カ月
直接覆髄(ちょくせつふくずい)
深い虫歯を削りとると、神経に達し、歯髄が露出します。直接覆髄法とは、露出した歯髄に薬剤を用いて細菌感染を防ぎ、歯髄の保存を目指す治療法です。
歯髄をどれくらい除去するかによって、次の3つの治療方法に分かれます。当院では神経をできるだけ保護することを目指した治療を行っています。
虫歯除去時に神経が露出した場合、直接薬剤を貼付する
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断髄(だんずい)
部分断髄 | 歯髄の一部分まで炎症が及んでいるような状態の場合、歯髄を1~2mm除去してから薬剤を貼付する
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歯頚部(しけいぶ)断髄 | より広範囲に炎症が波及している場合、大きく歯髄を除去してから薬剤を貼付する
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上記の様な処置をしてもその後、激しい痛みが出たり、咬合痛、過度に沁みる等の症状が出た場合、必要に応じて通常通り抜髄します。
抜髄(ばつずい)
歯頚全体に炎症が及んでいるなど、どうしても歯の神経を残せない場合は神経を取ります。